今年1月、タウランガ市郊外マウントマウンガヌイのホリデーパークで6人が死亡した大規模地滑りについて、元高等法院判事ポール・デイビソン勅選弁護士(KC)による独立調査の報告書が公表された。
報告書は今回の惨事を特定の個人の過失ではなく「危険が放置され続けた仕組みそのものの失敗」と結論づけた。
調査によれば、同キャンプ場の地滑りリスクは20年以上前から複数の地質専門家によって繰り返し指摘されており、直近でも2023年12月と2025年6月に専門家が危険性を警告していたにもかかわらず、リスク軽減策やスタッフへの警戒サイン教育などの対応は実行されていなかったという。事故は記録的な豪雨の中、1月22日午前9時30分ごろに発生した。
デイビソン氏は再発防止に向け、行政システム全体の改善を求める10項目と、緊急対応機関向けの5項目、合わせて15項目の勧告をまとめた。地元では市議会の責任を問う声が強まっており、今後の説明責任の取り方が注目される。
