ニュージーランド警察は8月24日、刑務所内への薬物や携帯電話の密輸に絡む汚職事件「オペレーション・ジャスパー」で、新たに33件の贈収賄関連の罪状を追加したと発表した。これにより関係者が直面する罪状は総数141件に上る。
捜査は当初、マウントエデン刑務所を中心に、受刑者が刑務所内から薬物の密輸や取引を指揮していた疑いに端を発した。捜査の結果、同刑務所の刑務官9人を含む20人が5月に訴追されており、内訳はスプリングヒル刑務所の刑務官1人、オークランド南部矯正施設(ASCF)の社会復帰担当職員5人、一般市民5人となっている。警察によれば、刑務官らは現金と引き換えに携帯電話や薬物、タバコなどの密輸に関与した疑いがあり、密輸された携帯電話は受刑者による薬物取引の継続に使われていたとみられる。
捜査はその後、民間委託企業サーコが運営するASCFにも拡大し、複数の社会復帰担当職員が同様の手口で薬物やタバコを密輸し金銭を得ていた疑いが浮上した。贈収賄容疑での訴追には司法長官の同意が必要とされ、警察は今回その手続きを経て追起訴に踏み切った。
