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オークランドの新交通「シティ・レール・リンク」9月13日開業へ 総工費は当初の2倍近くに膨張

1世紀近く前から構想されてきたオークランドの地下鉄道整備事業「シティ・レール・リンク(CRL)」の開業日が、9月13日の日曜日に確定した。

交通相のクリス・ビショップ氏とオークランド市長のウェイン・ブラウン氏がカランガハペ・ロード駅で正式発表を行ったが、開業日は発表に先立って市内の広告看板に誤って表示され、事前に流出する一幕もあった。ビショップ氏自身も発表の場で一瞬曜日を言い間違えるなど、慌ただしい発表となった。

CRLは、ワイテマタ駅と再整備されたマウンガファウ(マウントイーデン)駅を結ぶ全長3.45キロの複線トンネルが中心で、都心部にはテ・ワイホロティウ駅とカランガハペ(K・ロード)駅という2つの新たな地下駅が設けられる。CRL社の会長ジョン・ブリッジマン氏は、同プロジェクトを「ハーバーブリッジ以来、オークランド最大の交通変革」と評した。構想の原点は1920年代に遡り、当時は「モーニングサイド・デビエーション」と呼ばれていた。実に1世紀近い歳月を経てようやく実現にこぎつけたことになる。

一方で総工費は当初の見積もりから大きく膨らんでいる。2016年の初期工事着手時点では約29億ドルとされていたが、2019年に44億ドルへ見直され、現在は55億ドルに達している。費用の増大や度重なる遅延を受け、政府は費用対効果や便益を検証する3件の独立レビューを実施する方針も示している。開業後は都心部を通過するピーク時の輸送力が現在の1時間あたり約1万2000人から約1万9000人へと5割増える見込みで、ピーク時にはトンネル内をおよそ4分間隔で列車が走る計画だ。長年待ち望まれてきた新路線の開業への期待が高まる一方、プロジェクト全体を検証すべきだとの声も上がっている。