ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相は、オーストラリアとフィジーの間で新たに署名された防衛同盟「平和の海同盟(Ocean of Peace Alliance)」への参加を本格的に検討していると公式に表明しました。
この協定は、締結国が互いに有事の際の「相互防衛」を義務付ける強力な軍事・安全保障の枠組みです。南太平洋地域における中国の急速な海洋進出や、先週初めに中国が実施した太平洋への長距離弾道ミサイル発射テストを受け、オセアニア地域全体の結束を強化する狙いがあります。
ウィンストン・ピーターズ外相は、中国のミサイルテストを「地域平和への深刻な懸念」と表現した上で、「太平洋のリーダーたちは、外部の軍事競争に巻き込まれない『太平洋主導』の安全保障対応を長年模索してきた。今回の同盟へニュージーランドが参画することは極めて論理的(ロジカル)な選択だ」と強調しました。
また、クリス・ペンク国防相も「太平洋の結束を高める絶好の機会だ」と賛同。先月ニュージーランド国防軍の内部文書から、中国による太平洋での海軍活動やミサイルテストが今後「恒常的なリスク」になるとの警告がリークされたばかりであり、西側諸国との防衛連携を急ピッチで格上げする方針です。
