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スターシップ小児病院、インフル患者の急増で一部診療を延期 「10年で最悪」の流行

オークランドのスターシップ小児病院は8月27日までに、インフルエンザ様の症状で入院する乳幼児が急増したため、緊急性の低い診療の一部を延期していることを明らかにした。全国から子どもの患者を受け入れる同院は、すべての子どもに割り当てる病床が足りないうえ、院内でのインフル感染を防ぐ必要があるとして、一時的に一部の受け入れを停止したという。

呼吸器の専門医キャス・バーンズ教授によると、入院した子どもたちは授乳の補助や酸素投与、より本格的な呼吸管理を必要としており、頭痛や消化器症状、高熱を訴えるケースも目立つ。5歳未満は全年齢の中で入院率も集中治療室での治療率も最も高いとされる。当局は今回の流行を「過去10年で最大」と位置づけ、医療体制全体に負荷がかかっていると説明している。TVNZの記者が自らの3週間の入院体験を基に「疲弊した職員、老朽化した施設、ちぐはぐな連絡体制」を挙げ、医療システムは限界だと報じるなど、冬場の医療逼迫への関心が高まっている。

政府は先に、2027年4月から5歳未満の全員を対象にインフルワクチンを無料化すると発表しており、医薬品購入機関ファーマックは無料接種の対象が約26万人増えると見込む。現在は呼吸器疾患での入院歴がある子どもなどに限られている。バーンズ教授は「ワクチンは命を救う」と述べ、対象拡大を歓迎したうえで、多くの保護者が無料接種の存在を知らないとして早い段階での周知徹底を求めた。