ニュージーランド政府は、車両検査制度「Warrant of Fitness (WoF)」を大幅に改定し、2026年11月1日から段階的に施行することを発表しました。この変更により、比較的新しい車両の検査頻度が下がり、ドライバーの費用と時間の負担が軽減されます。
2026年11月1日から順次施行されるのは、ニュージーランド国内の乗用車(小規模車両)およびオートバイが車齢に応じた検査周期の延長となり、安全基準の近代化を行います。
現代の車両の安全性能向上に合わせ、検査負担(年間計26億〜41億ドルの便益と試算)を軽減するためです。また、リスクの高い「古い車」に検査の重点を置くためでもあります。
- 検査周期の緩和(2026年11月1日〜):
- 新車: 最初の検査までの期間が3年から4年に延長。
- 車齢4年〜14年の車両: 2019年11月以降に登録された車両は、検査が毎年ではなく2年に1回で済むようになります。
- 2000年以前の旧車: これまで6ヶ月に1回だった車両も、1年に1回に緩和されます。
- さらなる対象拡大(2027年11月1日〜):
- 車齢4年〜14年の車両のうち、2013年以降に登録された車両も「2年に1回」の対象に含まれます。
- 安全基準の強化:
- 自動緊急ブレーキ(AEB)などの先進運転支援システム(ADAS)が検査項目に追加されます。
- タイヤやホイールの不正・不備に対する罰金が大幅に引き上げられます(最大1,000ドル)。
政府は「道路の安全性は損なわれない」と強調していますが、整備工場などの業界団体からは、点検回数が減ることによる車両トラブルの増加を懸念する声も上がっています。
