ニュージーランドの主要な輸出産業の一つであるウール(羊毛)セクターにおいて、現在価格が急激に上昇する「ブーム」が到来しています。
現地のウールオークションの担当マネージャーによると、特にイーストコースト(東海岸)産のウールに対する世界的な需要が、まるで「重力に逆らうかのように」急上昇しており、市場は非常に強い活気に満ちあふれています。
この背景には、世界的なウール原毛の供給不足に加え、環境意識の高まりから天然繊維である高品質なニュージーランド産ウールを求める動きが国際的に強まっていることがあります。ここ数年、一次産業のなかでもウール価格の低迷に苦しんできた羊毛農家(ファラマー)にとっては、今回の価格高騰は待望の恵みの雨となりました。農業セクターの好調が続いていることは、現在のニュージーランド全体の経済回復を力強く牽引する明るい材料として、サプライチェーン関係者からも今後の持続的な成長に期待が寄せられています。
