ニュージーランド地球科学局(Earth Sciences New Zealand)は、太平洋中央部および東部の海面水温が急速に上昇し、予測を上回る規模の「スーパー・エルニーニョ(極めて強いエルニーニョ現象)」が正式に形成されたと発表しました。
この現象は少なくとも2027年初頭までニュージーランドの気候を大きく左右するとみられており、気象庁(MetService)なども含め、国を挙げた異例の警戒態勢が敷かれています。
エルニーニョの影響により、今後のニュージーランドは平年よりも気温が高く、非常に乾燥した強い風が吹きやすい気候に移行する見込みです。特にカンタベリー、マールボロ、ワイララパ、ホークス・ベイ、ギズボーン、ベイ・オブ・プレンティ、そしてノースランドといった東部および北部の広範囲な地域において、土壌の乾燥、地下水の枯渇、そして大規模な森林火災(ワイルドファイア)のリスクが急激に高まると警告されています。
直近の7月前半こそ一時的なまとまった雨が予想されているものの、冬の後半から春にかけては極端な少雨傾向が本格化する見通しです。第一次産業省(MPI)は農家や酪農家に対し、水資源の確保や飼料の備蓄など、早急な干ばつ対策を開始するよう強く呼びかけています。
