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カイコへの住宅価格高騰が生む悲劇

ノースランドのカイコへは、ニュージーランド国内で住宅平均価格がNZ$30万ドル以下の数少ない地域の一つ。家がマーケットに出ると、一週間で売れてしまう。

この10年間で住宅の価格は急速に上がったが、住む人たちの収入は変わらない。

先月の平均価格はNZ$29万1,000ドルで、昨年同時期と比較して22パーセント上昇している。

2018年の国勢調査では、カイコへの平均年間収入はNZ$1万9,000ドルだった。

サンドラ・ロビンソンさんは、カイコへの不動産会社に28年間勤めている。時には彼女の最初の顧客の孫たちが、彼女の顧客となることもある。

コミュニティに深く根付いてきた彼女は、最近は1軒販売する度に、その家を長い間借りていた家族のために辛くなる。

「立ち退かなくてはならない人々、子供たちはどこへ行けばいいのでしょう?次に住む家が見つかるでしょうか?住む家がないなんて、家族にとってこれほど悲しいことがあるでしょうか。カイコへには一時的な宿泊施設もありません。モーテルが2軒ほどあるだけです」とロビンソンさん。

これまでにない住宅価格急騰は、オークランド周辺の生活費の高騰と住宅不足のしわ寄せ、そしてノースランド以外の地域からきた投資家が原因と彼女は考える。

これまでカイコへの賃貸物件は非常に良質で軒数も多く、家賃も良心的であった。しかし今は見つけるのも困難で、あったとしてもケリケリとほぼ同価格だという。