2025年のニュージーランド住宅市場は、多くの価格予測が外れる一年となった。年初には主要銀行が7〜10%の上昇を見込んでいたが、実際には取引件数が回復した一方で、価格はほぼ横ばいとなり、年半ばには下落局面も見られた。
2026年については、専門家の多くが緩やかな上昇を予想している。BNZは住宅価格が約4%上昇すると見ており、経済回復や人口増加、安定した住宅ローン金利が需要を支えると分析する。ただし、物件供給の多さが上昇を抑える可能性も指摘されている。
不動産データ会社の専門家も、住宅の手頃感改善や金利低下の効果を評価する一方、負債対所得比(DTI)の高さや住宅建設の増加が、価格上昇を限定的にすると見る。地域別では、都市部は回復が遅れる一方、地方では比較的堅調な動きが続く可能性がある。
賃貸市場については、人口増加の鈍化を背景に家賃の伸びは弱く、2026年も横ばいから小幅な動きにとどまり、借り手に有利な状況が続く見通しだ。
