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2025年を乗り切れたか?来年(2026年)の経済回復の見通し

2025年のニュージーランド経済は、期待ほど良いパフォーマンスではなかった という見方が専門家の間で広がっています。経済が「生き延びた」ことは確かですが、成長の勢いは弱く、多くの企業が清算に追い込まれたり(破産が10年ぶりの高水準)、失業率が高止まりしたりしました。

経済が低調だった主な理由として、BNZ のチーフエコノミストは次の3つを挙げています:
① 人口増加が鈍化 — 長期平均の半分程度にとどまり、消費や活動が広がりにくかった。
② 住宅市場が停滞 — 価格がほとんど動かず、人々の支出意欲に影響した。
③ 生活費の圧力が緩和しなかった — 特に食品価格の上昇が消費者の支出を抑えた。

また、米国からの関税導入が予想以上にインパクトを与え、消費者や企業の信頼感を低下させた可能性もあるとされています。

統計上のGDP(国内総生産)は四半期ごとに見るとばらつき(不安定な動き)があり、2025年の平均成長率は約 0.3%/四半期 と控えめでした。これは専門家が昨年予想していた 年率1.6%前後 より低いペースです。

Infometrics の CEO は、予想より低調だった成長は、中央銀行がインフレや景気弱含みを受けて政策金利(OCR)を引き下げたためでもあり、インフレ率も予想より低かったと説明しています。さらに住宅価格が上昇しなかったのは、将来的にはポジティブとの見方も示しています。

専門家らは、2026年には労働市場の改善や GDP 成長率の上方修正(約2%前後)が期待されており、今年より 成長が出やすい局面 になる可能性を挙げています。これは「すでに底を打った経済(穴)から成長を引き出すのは、成長している経済からさらに成長させるより容易」という考えによるものです。