ニュージーランドの金融市場に大きな転換期が訪れました。
本日7月1日付で、これまで商業委員会(Commerce Commission)が担ってきた「消費者信用(消費者ローンやクレジットカード等)の規制・監督権限」が、金融市場管理局(FMA)へと完全に移管されました。
これにより、FMAは銀行、保険、投資運用、株式市場、そして消費者金融にいたるまで、国内のすべての金融行為を一手に監視・統制する「単一の総合金融行動規制機関」として再始動することになります。
今回の移管は、今年可決された「信用契約および消費者金融改正法2026」に基づくものです。FMAのライセンス・監督部門責任者は、「消費者信用はキウイ(ニュージーランド市民)が日常生活を送り、大きな買い物をする上で不可欠なインフラ。
他の金融サービスと監督窓口を一本化することで、より責任ある融資(レスポンシブル・レンディング)の徹底と強力な消費者保護が可能になる」と説明しました。FMAは前日に発表した次年度の『金融行動報告書』の中で、過去1年間に保険会社などに科した罰金等の総額が2980万ドルに達した実績を公表。
世界的な経済の不確実性が高まる中、新体制のもとで金融機関への監視の目をさらに厳しくしていく方針です。
