ニュージーランドの保健当局は、クック諸島の離島にある家族を訪問した後に帰国した国内の患者から、非常に珍しい海洋細菌「シュワネラ(Shewanella)」による感染症が確認されたと発表しました。
この細菌は主に温暖な海水環境や海洋生物の表面などに生息している桿菌(かんきん:棒状の細菌)の一種で、人間への感染事例は国際的にも非常に珍しいケースとされています。
今回の事例は、海外渡航先での環境リスクや、珍しい病原体が国内に持ち込まれる可能性を示すケースとして、医療・研究機関の間で注目を集めています。現時点で一般市民への広範な感染リスクはないとされていますが、保健当局は太平洋諸島などの熱帯・亜熱帯地域への渡航者に対し、現地で海水に触れたり、生のシーフードを摂取したりする際のリスク管理、および帰国後に体調不良を感じた場合は速やかに医師の診察を受けるよう呼びかけています。
