ニュージーランド運輸局(NZTA)は、国内の運転免許実技試験において「極めて異常な試験結果(合格率の偏りなど)」が検知されたことを受け、大規模な不正行為の疑いで16人の試験官(DTO)を停職処分、さらに7人を業務から外す謹慎処分にしたと発表しました。
この衝撃的な発表により、過去にこれらの試験官から合格判定を受け、すでに公道で運転している「約650人」のドライバーに対し、免許の信頼性と道路安全を確保するため、実技試験の全面的な再受講(再試験)を義務付けるという異例の措置が取られました。
NZTAの陸上輸送担当ディレクターであるマイク・ハーグリーブス氏は、内部の日常的なモニタリング活動によって2025年10月からこれらの不審な動きを察知し、極秘裏に全国的な裏付け調査を進めていたことを明らかにしました。
同氏は「今回の大胆な措置は、ニュージーランドの道路利用者の安全を守り、国内の免許システムに対する社会的な信頼を維持するために不可欠なプロセスだ」と説明。大多数の試験官は適切に業務を行っているとしつつも、不正の温床を完全に排除するため、今後は実技試験のデジタル監査や評価基準の厳格化を徹底する方針です。
