ニュージーランド気象庁(MetService)は、冬の猛烈な低気圧の通過に伴い、南島南部の沿岸部ダニーデン(Dunedin)およびクラサ(Clutha)地区に対し、同機関が発行する中で最も警戒レベルが高い極めて異例の「赤色大雨特別警報(Red Heavy Rain Warning)」を正式に発令しました。
この地域ではすでに80〜120ミリメートルの累積降水量を記録しており、気象当局はさらなる豪雨による甚大な洪水や地滑り(ランドスリップ)に対して最大級の警戒を呼びかけています。
先週の大雨によって地盤が完全に水分を含んで緩みきっている(飽和状態の)ため、今回の追加の降雨は極めて危険な状況を招く恐れがあります。これを受け、地方自治体や市民ディフェンス(緊急対処チーム)は週末返上で緊急対応ハブを設置し、低湿地や河川沿いの洪水リスクが高いエリアの住民に向けて土のう(サンドバッグ)の配布活動を本格化させています。
ワイタキ(Waitaki)地区でもすでに地方非常事態宣言が継続されており、救急当局はドライバーや物流業者に対し、不要不急の夜間・早朝の移動を完全に避けるとともに、山間部などの危険な国道ルートを迂回するよう強く警告しています。
