ニュージーランド地質・核科学研究所(GNS Science)の地震監視ネットワーク「GeoNet」によると、現地時間7月13日(月)の未明、南島の東沿岸に位置する観光地カイコウラ(Kaikōura)から南西25キロメートルの地点を震源とする、マグニチュード4.8の中規模な地震が発生しました。
震源の深さは約25キロメートルで、カイコウラ周辺や隣接するカンタベリー地方の広範囲において、中程度のしっかりとした揺れ(Moderate Shaking)が観測されました。現時点でこの地震による津波の心配はなく、大規模な建物倒壊や人命被害の報告は入っていません。
しかし、今回の地震は、先週からの記録的な豪雨と大雪によって地盤が完全に水分を含んで緩みきっている南島南部の被災地にとって、二次災害の恐怖を煽る重大な追い打ちとなりました。
現在、ダニーデンやクラサ地区には気象庁から最高レベルの「赤色大雨特別警報」が継続して発令されており、各地で大規模な洪水や地滑り(ランドスリップ)のリスクが極限まで高まっています。救急当局や運輸局(NZTA)は、地震の揺れによってさらに山間部の法面や国道の路盤が崩落しやすくなっている恐れがあるとして、物流業者や住民に対し、週明けの道路移動には最大級の警戒を払い、リアルタイムのインフラ情報を常に確認するよう強く促しています。
