オークランドの犬預かり施設「ドッグ・マナーズ」をめぐり、複数の元従業員が経営者フィリップ・ペイジ氏による動物虐待を目撃したとする証言を明らかにした。
同施設では今年6月、3歳のスプードル犬「ウォルター」が死亡。飼い主は当初「犬同士のけんかで負傷した」と説明を受けていたが、解剖の結果、強い衝撃により肝臓が破裂していたことが判明した。動物保護団体SPCAが死因を調査中で、現時点でペイジ氏は起訴されていない。
元従業員らはSPCAへの供述書で、ウォルターの死以外にも、施設で過去に少なくとも3頭の犬が死亡した経緯に不審な点があったと主張。日常的に犬を蹴ったり、電気首輪を使って痛めつけたりする様子を繰り返し目撃したとしている。ペイジ氏は出身国の南アフリカでも動物虐待の罪で訴追された経歴があるが、証拠不十分で無罪となっている。
ニュージーランドでは犬預かり施設に対する資格要件や定期査察の制度がなく、専門家からは保育施設同様の規制導入を求める声が上がっている。ペイジ氏は現在進行中のSPCA調査を理由にコメントを控えている。
