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クジラに衝突し沈没したヨットの乗員4人を救助 オーストラリア人夫妻「ニュージーランドに心から感謝」

フィジーからニュージーランドへ向かっていたオーストラリア船籍のヨット「タイ・タム」が先週末、ノーフォーク島の北約250海里の海上でクジラと衝突して沈没し、乗っていた4人が9月27日(日)、NZの救助隊の支援で無事救助された。乗員はオーストラリア人2人、ニュージーランド人1人、フランス人1人。メルボルンの自宅に戻ったオーナーのジェレミー・クーパーさんとジェマ・クーパーさん夫妻が、1Newsの朝の番組「ブレックファスト」でその体験を語った。

夫妻はイースターの頃にヨットでNZへ渡り、ベイ・オブ・アイランズのマリーナに停泊。7月初めにフィジーへ向かい、3カ月間島々を巡った後、ベイ・オブ・アイランズのオプアへ戻る途中だった。舵を握っていたジェマさんは「天気の良い日で、海も穏やかになりつつあった」と振り返る。そこへ突然の激しい衝撃があり、コックピットにいた全員が横に投げ出され、きしむような音とともに舵が全く効かなくなったという。夫妻は、巨大なマッコウクジラの群れにぶつかったとみている。

4人は浸水を食い止めようとポンプを動かすなどして時間を稼いだが、ジェレミーさんは「回復不能なのは明らかだった」として緊急位置指示無線標識(EPIRB)を作動させた。30分以内にNZの救難当局と連絡が取れ、NZ空軍機が数時間にわたって上空から誘導。一行は救命いかだで一夜を過ごした後、翌朝、空軍機の誘導で現場に向かった貨物船に救助された。救助隊は、乗員が素早く救難信号を発信したことを高く評価している。

ジェレミーさんは「すべてが見事に遂行された。NZの迅速な対応がなければ、今こうして座っていることはできなかった」と述べ、NZの救助関係者に繰り返し感謝の言葉を述べた。