1Newsは、ニュージーランドのスーパーマーケットで発生する犯罪が2018年以降で450%増加し、暴力が増えていると報じた。店舗での万引きや強盗、従業員への威嚇や暴行が増え、現場で働く人々の安全が大きな課題となっている。
これまでの報道を見ても、小売業界の被害拡大は続いている。小売犯罪の報告件数は2022年に1日あたり約292件と、2018年の約140件から大きく増えた。大手のウールワースは、同社の店舗での暴言・暴力行為が2018年から2025年にかけて238%増えたと説明している。同社は、現場の従業員が言葉や身体による虐待、脅迫、武器の提示にさらされていると訴えている。
ただし、数字の読み方には注意が必要だ。警察によると、報告された事案の約8割は被害額が500ドル未満の万引きなどで、増加の一部は、小売業者が使う報告ソフト「Auror」の普及によって届け出が増えた影響だとも指摘されている。一方で、警察は公式統計が実際の被害の「一部」にすぎないとも考えている。
いずれの報道も、小売犯罪、とりわけ暴力を伴う事案が増えているという方向性では一致している。総選挙を目前に控え、法と秩序は各党の主要な争点の一つとなっており、店舗の安全確保や再犯対策をめぐる議論が今後も続きそうだ。(注:450%という数値は1Newsの見出しに基づくもので、算出方法は確認できていない)
