発達した低気圧と前線が南島を通過し、各地に長時間の大雨をもたらしている。観光地クイーンズタウンでは夜間の集中豪雨で浸水や落石が相次ぎ、一晩でおよそ45人が避難した。消防は住宅への浸水を中心に16件の出動対応に追われた。地盤の緩みへの懸念から自宅を離れた住民もいる。
西海岸のフランツ・ジョセフでは総雨量が300ミリを超え、南島の一部では木曜に20センチを超える積雪も観測された。複数の国道で土砂崩れ、路面冠水、落石が発生し、通行止めや片側交互通行の規制が続いている。嵐は金曜にかけて次第に弱まる見込みだが、南島の一部では雨と雪がなお続くとされる。
週前半は穏やかで、北西風により暖かい空気に覆われていた北島も、週末にかけて天気が崩れる。気象当局は、上北島に「大きな渦を巻く雨雲の塊」がかかり、数時間にわたって激しい雨が降ると予想。ノースランドやオークランドでは雨の週末となる見通しだ。一方、南島のオタゴでは土砂崩れによる幹線道路の封鎖が続いており、当局は不要不急の移動を避け、最新の道路情報を確認するよう呼びかけている。
