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9月27日からNZは夏時間に 「なぜ時計を動かし続けるのか」改めて議論

ニュージーランドでは9月27日(日)午前2時に時計が1時間進み、夏時間(デイライト・セービング)が始まる。1ニュースは「なぜ今も時計を変えるのか」と題した解説記事を掲載した。夏の夕方が明るくなるため、バーベキューやスポーツ、買い物、レクリエーションを楽しむ時間が増え、観光や商業にも利点があるとされる。朝の早い時間帯の日光を、まだ寝ている人が無駄にしないという理屈も根強い。

制度の歴史も紹介されている。1895年にNZの昆虫学者ジョージ・ハドソンが、仕事のあとに虫の採集をする時間を確保したいと提案したのが起源とされる。1916年には第一次世界大戦中のドイツが、燃料節約を目的に国として初めて導入。NZは1927年に続き、現在の制度は1975年に確立した。2007年には、夏の夕方を長くしてほしいという約4万2000人の署名を受けて、期間が延長されている。

一方、弊害も指摘される。切り替え後に数日間、睡眠が乱れる人がいるほか、研究では心臓発作や脳卒中の増加との関連も示されている。2020年のオークランド大学の研究では、夏時間開始後の最初の2日間に交通事故の補償請求が有意に増えていた。家畜の生活リズムは時計に合わせて変わらないため、農家にはかつて不評だった。1984年には、ある集落が公式の時刻変更を拒み、独自の「アララ・タイム」を採用した例もある。

世界で夏時間を採用しているのは約70カ国にとどまり、見直す動きもある。オークランドで100以上の時計を扱い、市内や北部の公共時計22基を管理する時計職人ジェイミー・マッキノンさんは、「時計塔に登り、壁の裏に入り込むのが仕事の面白いところだ」と話している。日本との時差は、切り替え後は4時間となる。