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週末は前線が南から北上、各地で大雨と強風 一方で「非常に強いエルニーニョ」への備えも

気象当局メットサービスによると、前線が10月2日夜から南島南部に達し、強風と大雨をもたらしながら島内を北上、3日朝には北島南部に到達する見通しだ。フィヨルドランドのダウトフル・サウンド以北には大雨注意報、サウスランド、クルーサ、ダニーデン、セントラル・オタゴ、サザンレイクスには強風注意報が出ており、北西の風は場所によっては暴風に近い強さになる恐れがある。

南島ではサウスランドとクルーサで金曜朝から雨が降り、一部は激しくなる可能性がある。その後、オタゴとカンタベリーに広がる。北島では土曜にウェリントンとワイララパで雨となり、ホークスベイやギズボーンにも広がる。オークランドとノースランドは日曜に雨となる見込みだ。日曜午後には天気が回復に向かい、南島は西部で数回にわたりにわか雨がある程度で、おおむね晴れるという。

一方、中長期の気象リスクにも注意が呼びかけられている。ニュージーランド地球科学研究所(Earth Sciences New Zealand)は、熱帯太平洋で「非常に強いエルニーニョ現象」が発生しており、10〜11月にかけてさらに強まると予測している。ホークスベイ地域議会によると、同地域では気温が平年より高くなる確率が50%、降水量が平年より少なくなる確率が55%とされる。

議会は、山火事の危険性の高まり、河川の流量低下や水温上昇、藻類やシアノバクテリアの発生、魚の死、水質悪化、干ばつの可能性を指摘。過去のエルニーニョ(1972〜73年、1982〜83年、1997〜98年、2015〜16年)ではいずれも同地域で干ばつが起きており、今回はそれらを上回る強さで、来年の秋まで続く可能性があるという。議会は必要に応じて取水制限を実施し、環境保全省や魚類・狩猟協会、保健当局、イウィ(先住民マオリの部族)などと連携して対応する方針だ。