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ニュージーランド政府の財政赤字が予測より30億ドル縮小、経済回復で税収が大幅増

ニュージーランド財務省は本日午前9時、最新の政府財務報告を公開し、国の財政赤字が当初の予測よりも約30億NZドル(約3,000億円)縮小したことを明らかにしました。

この大幅な改善は、国内経済の力強い回復基盤に支えられた結果であり、企業や個人事業主の所得状況をリアルタイムで反映する「予定納税(Provisional tax)」が想定以上に好調に推移していることが主な要因です。経済が予想以上のスピードで自律的な修復に向かっていることが数字で裏付けられました。

報告によると、コア政府収入は総額1,266億ドルに達し、予測を17億ドル上回りました。これには、炭素排出枠の価格上昇とオークションでの取引量増加により、排出量取引制度(ETS)からの収入が想定を5億ドル上回ったことも貢献しています。一方で、政府支出は予算をやや下回る1,324億ドル(予測比9億ドル減)となり、行政サービス、運輸、教育など多岐にわたる分野で効率的な予算管理が行われました。

純資産はGDPの40.2%に相当する1,812億ドルへと拡大し、投資信託の運用益もこれを後押ししています。今回の結果は、歳出削減ではなく「経済活動の活発化による税収増」が財政改善を牽引している点において、現政権にとって今後の政策運営や選挙戦に向けた非常に明るい材料となっています。