ニュージーランドの新しい国防相ポール・ゴールドスミス氏が就任後最初の判断の一つとして、オーストラリア・キャンベラで予定されていた日本・オーストラリアとの防衛関連会合への出席をキャンセルしたことが分かった。同氏は与党国民党の緊急議員総会を経てクリストファー・ラクソン首相がクリス・ペンク前国防相を更迭した後、国防を含む12ものポートフォリオを引き継いだばかりだった。
この会合には日本の小泉進次郎防衛相も出席予定で、NZ海軍の艦隊更新計画や、NZが購入を検討しているもがみ型護衛艦について協議するはずだった。防衛産業筋によると、NZからは10社以上の防衛関連企業を含む約60人の代表団が渡航を予定しており、今回の欠席は「大きな失策」だという。トップ級の会合を逃したことで、今後数千万から数億ドル規模の海外防衛契約を失う恐れがあると懸念する声も出ている。
ゴールドスミス氏は、就任直後でスケジュール変更が間に合わなかったと説明し、「時間的制約のある案件ではなく、契約への影響もない」と強調。来年キャンベラで同様の機会を設けることを検討するとした。会合自体はNZ抜きで予定通り開催される見通し。
【社会】 ワナカ近郊で大規模な野火 22軒が避難、強風で炎が空高く舞う南島クイーンズタウン・レイクス地区、ワナカ近郊のアルバートタウンで8月22日夜、大規模な野火が発生した。北西からの強風にあおられて炎は激しく燃え広がり、上空高くまで立ち上る様子が目撃された。警察は予防的措置として周辺の住宅22軒に避難指示を出し、住民が自宅を離れる事態となった。
消防・緊急対応局(FENZ)によると、ワナカ、ラガテ、レイク・ハウェア、クロムウェルの各地から出動した消防隊など計8隊が消火にあたった。一時は住宅への延焼が懸念されたが、火災が家屋に達することはなかったという。オタゴ地区の現場責任者は、ホースの長さが足りず火点ごとに配置を変えながら対応する厳しい作業だったと振り返っている。
火はその後鎮圧され、一夜明けた23日朝時点で状況は落ち着いているものの、出火原因は依然として分かっていない。住民の帰宅可否については当局が引き続き確認を進めている。
