不動産サイト「realestate.co.nz」が発表した最新データによると、9月のオークランドの平均売り出し価格(アスキングプライス)は99万3562ドルとなり、6年ぶりに100万ドルを下回った。2022年1月のピーク(127万4829ドル)と比べると、28万ドル以上も低い水準だ。
一方で買い手が選べる物件数は増えている。9月にオークランドで新たに売りに出された物件は3500件を超え、前年同月比7.7%増。市場に出ている在庫総数は13.8%増の1万3958件に達した。同社のヴァネッサ・ウィリアムズ氏は「長い間、平均100万ドルはオークランドの代名詞のようなものだったので、それを下回ったのは注目に値する」と述べ、「様子見をしていた買い手にとってはチャンス。1万4000件近い物件数とピークを大きく下回る価格の組み合わせで、ここ数年で最も買い手に有利な市場になっている」と話した。
全国の平均売り出し価格は85万5245ドルで、前年同月比0.2%減とほぼ横ばい。ネルソン・ベイズ地域は5年ぶりに80万ドルを割り込んで79万1917ドルに、ワイララパは9.2%減の66万7375ドルと最大の下落幅を記録した。反対に、カンタベリー(73万6585ドル)、サウスランド(59万3723ドル)、セントラル・オタゴ/レイクス(158万6916ドル)、ウエストコースト(51万4013ドル)はいずれも9月として過去最高を更新し、南島での値上がりが目立っている。
全国の在庫物件数は前年比10.7%増の3万4001件で、ギズボーンでは62.7%増となった。BNZのチーフエコノミスト、マイク・ジョーンズ氏は「供給が潤沢で、買い手には選択肢と時間がある。住宅価格が上昇する圧力はほとんどない」と分析している。
