ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

NZラグビー、NRL新規参入チーム「PNGチーフス」の名称差し止めを求め高等裁判所に提訴

ニュージーランド・ラグビー(NZR)は10月8日、ラグビーリーグNRLの新規参入チーム「PNGチーフス」の名称を巡り、高等裁判所に訴えを起こした。オーストラリア・ラグビーリーグ委員会(ARLC)に対し、ニュージーランド国内で「PNG Chiefs」「Chiefs」などの類似名称を使用しないよう、暫定的および最終的な差し止めを求めている。

NZRは、「Chiefs」の名称とロゴの商標権を1998年から保有しており、オーストラリアでもフランチャイズのロゴについて商標保護を受けていると主張する。NRL側の名称発表以来、懸念を伝えて前向きな解決を探ってきたものの、ARLCとの建設的な協議はできなかったという。NZRの広報担当者は、提訴しなければ、10月21日に予定される正式発表までにチーム名が変更されることはないと述べた。IP Australiaは、ARLCが「PNG Chiefs」の商標を申請した際に「混同の現実的かつ明確な危険がある」と警告したとされる。

NZRのスティーブ・ランカスター最高経営責任者(CEO)は「ブランドを守る責任がある」と語る一方、「ラグビーリーグの太平洋地域での成長に反対しているわけではない」と強調した。スーパーラグビーのチーフスのシモン・グラーフハウスCEOは、チーフスの名称は地元にとって「文化的に大きな意味を持つ」とした上で、「異なる競技やマーケットで同じ名称が共存できる場合もあるが、今回は似た競技が同じ市場、同じファンを巡って重なる時期に競い合う点が問題だ」と指摘した。

PNGチームは2028年のNRL参入が予定されており、NZRは約1年にわたり懸念を伝え続けてきたと説明している。名称を巡る攻防は法廷に舞台を移すことになった。