ニュージーランドの秋の味覚のフィジョアを使ってケーキを焼いてみた
初めに

皆さん、こんにちは。わが家では先日、友人から「庭の木が重そうなくらい実ったから!」と、可愛らしい緑色の実をたくさんいただきました。その実の名前は「フィジョア」というそうです。
日本ではまだあまり見かけないかもしれませんが、一度その香りを嗅ぐと、誰もが「わあ、いい匂い!」と声を上げてしまうような、本当に華やかな香りがするフルーツです。パイナップルとグアバ、それにちょっとバニラを足したような、不思議な匂いがするフルーツです。日本ではあまり馴染みがありませんが、南米原産で、ニュージーランドやオーストラリアでは秋を象徴する庭先果樹としてとても親しまれています。見た目は、手のひらに収まるくらいの緑色の卵型。
キウイフルーツを一回り小さくして、表面の毛をなくしたような、少しざらっとした質感の皮に覆われています。
今回、お菓子作りのパートナーに選んだのは「セルフレイジングフラワー(Self-raising flour)」です。「ホットケーキミックスもいいけれど、もう少しだけ素材の味を楽しみたいな」という時に、私がよく使うお助けアイテムです。あとはニュージーランドで簡単に手に入るため私はよくこのフラワーを使っています。あらかじめベーキングパウダーが配合されている小麦粉なので、自分で計量して「膨らまなかったらどうしよう……」とドキドキする必要がありません。余計な甘みや香料がついていない分、フィジョアそのものの繊細な香りを主役にしたケーキにするには、まさにぴったりです。
作り方
【材料】(パウンド型1個分)
- フィジョアの実:6〜8個(たっぷり使うのが私のお気に入り!)
- セルフレイジングフラワー:200g
- 無塩バター:100g(室温に戻しておくと混ぜやすいです)
- お砂糖:80g
- 卵:2個
- お好みでシナモンやナツメグなど:少々
【作り方】
- フィジョアの準備: フィジョアを半分に切って、スプーンで中身をすくい出しておきます。この時、少し果肉を潰すようにすると、生地に香りが移りやすくなる気がします。
- 混ぜる: ボウルにバターとお砂糖を入れて、白っぽくなるまでぐるぐる混ぜます。そこに卵を1個ずつ入れて、さらに混ぜ合わせます。
- 合わせる: セルフレイジングフラワーをバサッと入れて、さっくり混ぜます。最後に、用意しておいたフィジョアを投入!
- 焼く: 型に流し込んで、180度のオーブンで40〜45分くらい。いい色がつくまでゆっくり待ちます。
とても簡単に作ることができます。

ケーキをオーブンに入れてしばらくすると、キッチンからいい匂いがしてきます。
フィジョアは焼くと、生の時よりも香りがぎゅっと濃くなるような気がします。普段は家事や仕事でバタバタしているけれど、こうして焼き上がりを待つ15分や20分の時間は、不思議と気持ちが落ち着くような気がします。
焼き上がったケーキは、少し冷ましてから切り分けるのがおすすめです。
実際に食べてみると、セルフレイジングフラワーのおかげで生地はふんわりしているのですが、フィジョアの果肉からジュワッと水分が出るせいか、中は驚くほどしっとりとした仕上がりになります。フィジョアの甘酸っぱさと、後から鼻に抜けるあの独特の香りが合わさって、一切れ、もう一切れとつい手が伸びてしまいます。
終わりに
ニュージーランドの秋の象徴として人気のあるフィジョアを使って簡単なフィジョアケーキを作ってみました。本当に簡単のできるので皆さんもぜひ挑戦してみてニュージーランドの家庭の味を楽しんでみてくださいね。フィジョアの季節はあっという間に過ぎてしまいますが、こうして手作りすることで、秋の訪れを心ゆくまで味わうことができます。最後まで読んできただきありがとうございました。




