焼くもの???
年中BBQをやるキウィですが、それでもやっぱり夏は特別。クリスマスやニューイヤーなどのイベントには、BBQでランチやディナーをしようという方も多いと思います。
「BBQやるからあなたもおいでよ」
なんて招待されたら嬉しいですよね。こんなふうに誘われた場合、もし参加させてもらうのであれば、礼儀として
「何を持っていけばですか?」
とホストの方に聞いてください。ホストの方から何か必要なものがあれば、こんなものを持ってきてくれるかしら?と言われると思います。しかし、中にはなんでもいいわなんて言われることもあるでしょう。困るんですよね。何か指定してくれる方が楽なのですが、意外に多いのです。
こういう場合、ほとんどのものをホストの方が用意するつもりで準備をされているので、足りないものは特にないというケースが多いのです。それでもやっぱり手ぶらでいくのは悪いと思うのであれば、そのままつまめるいちごやスイカなんかを持って行っても良いですね。箱入りの個別包装をしたチョコレートなんかでも良いでしょう。その日に食べきれなくても困りません。
または手の込んだものは作り慣れていないけど、何か作っていきたいなという方なら、サラダはどうでしょうか?まず適した大きめのボールや深みのあるお皿を用意し、それに盛り付けます。ドレッシングで味をつけるのであれば、お呼ばれしたお家についてからドレッシングを混ぜたほうが水っぽくならなくて良いと思います。ポテトサラダやマカロニサラダも喜ばれます。
ベイキングが得意な方なら、バターケーキやパウンドケーキなんかも良いでしょう。クッキーでも良いですね。ブラウニーは万人受けするベイキングデザートです。セイボリーではキッシュなども喜ばれます。
日本人がBBQをする時にだけ聞く言葉で
「焼くものを持ってきて」
と言われることがありました。不思議と日本人以外の方が主催でBBQをする時に言われたことがありません。この”焼くもの”とは、BBQで焼けるものという意味です。サラダでも、パンでも、デザートでもなく、BBQの上に乗せて調理するものを持ってきて欲しいということです。ここであなたが仮に輪切りの玉ねぎやピーマンを山のように持っていくと、多分次回からBBQに呼んでもらえなくなるかもしれません。確かにBBQで焼いた輪切りの玉ねぎやピーマンも美味しいです。でも、この場合の”焼くもの”とは、直接的に言うと動物性のタンパク質=お肉のことなのです。
BBQを開くんだけど、ゲストにはそれぞれお肉を持ってきて欲しい。そういう意味です。酪農国のニュージーランドでも、お肉は高いです。BBQはしたいんだけど、全員のお肉を用意するのは費用がかかる。なのでお肉の持ち寄りということになるのですね。ステーキ肉でも、チキンでも良いでしょう。チキンならもも肉が喜ばれます。手羽でも多分文句は言われないでしょう。ドラムは身が分厚い上に中に骨があるので、直火での調理は難しいです。骨があるものは火が通りにくいです。主催者側は食中毒を出したくありませんから。ステーキ肉やもも肉なら、お肉を食べやすいサイズにカットし、醤油や生姜なんかで漬け込んだものを持っていくと完璧です。日本の焼肉のたれなんかは高価なので、まず用意をしません。なのでお肉に下味がついていると美味しく食べられます。ベジタリアンの友達は、自分だけが食べるベジタリアン用のソーセージを毎回持ってきていました。
お友達も連れてきていいよと言われることがあるでしょう。その場合は、当然お友達の分も持っていきましょうね。お酒を飲むつもりの方は、最低限自分が飲むであろう缶数の冷えた缶ビールを持っていきましょう。
そろそろお開きかな?と思ったら、片付け手伝いますねと声をかけます。退散する時にホストの方に
「料理も美味しかったし、すごく楽しかったですよ」
と挨拶して帰ります。時間とお金をかけて準備をしてくれた方に感謝の気持ちを伝えましょう。そうすれば、また次回もあなたを呼んでくれると思います。

夏はBBQの季節!
-Happy BBQ!
Pukeko




