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現金をほとんど使わない国!?ニュージーランドの「超・キャッシュレス社会」と独自決済システム「Eftpos」の仕組み

財布に現金が1ドルも入っていなくても困らない街

ニュージーランド(NZ)に到着して買い物をすると、現地のローカルたちが紙幣やコイン(現金)をほとんど使っていないことに驚かされます。街のカフェで1杯のコーヒーを買う時も、マーケットの屋台で小さな雑貨を買う時も、カードを端末にかざすだけで一瞬で決済が完了します。

実はNZは、世界でも有数の「超・キャッシュレス社会(Cashless Society)」です。クレジットカードやデビットカードの普及はもちろんのこと、国全体に張り巡らされた独自の金融決済インフラが、生活のあらゆる場面で驚くほどスムーズな取引を可能にしています。今回は、NZの金融・経済構造を支える独自の決済システム「Eftpos(エフトポス)」の仕組みと、現地で暮らす上でのキャッシュレス事情について解説します。

1. ニュージーランドのキャッシュレスの要「Eftpos(エフトポス)」とは?

NZのキャッシュレス文化を理解する上で絶対に欠かせないのが、「Eftpos(Electronic Funds Transfer at Point of Sale)」と呼ばれるデビット決済システムです。

1980年代という早い段階で導入されたこのシステムは、銀行口座(普通預金口座)と直結したデビットカードを使い、レジの端末(ターミナル)で支払った瞬間に自分の口座から代金が直接引き落とされる仕組みになっています。

【Eftposが国中に浸透した理由】

  • 決済手数料が基本無料(店舗側・消費者側):VisaやMastercardといった国際クレジットカードブランドの決済とは異なり、国内金融機関同士を結ぶEftposのネットワークは、店舗側の決済手数料(Merchant Fee)が極めて安価、または無料に設定されています。そのため、個人経営の小さなカフェや農家の直売所、学校の購買部に至るまで、全土で100%近く導入されています。
  • 1ドルの買い物でも気軽に使える:手数料の負担が少ないため、少額決済であっても店舗側から嫌がられることがありません。「1ドルのガムひとつ」「2ドルのリンゴひとつ」でも気兼ねなくカードで支払うのがNZの当たり前です。
  • 「Cash Out(キャッシュアウト)」機能:スーパーマーケットのレジなどで買い物をする際、Eftposで支払うと同時に「現金を引き出す」ことができる仕組み(Cash Out)が存在します。銀行のATMを探さなくても、日常の買い物のついでに現金を手に入れられるため、街から物理的なATMが減るきっかけにもなりました。

2. スピーディーで便利な「Tap & Go(タッチ決済)」の広がり

近年では、カードを端末に挿入してPINコード(暗証番号)を入力する従来の方法に加え、非接触のタッチ決済(PayWave / Contactless Payment)が主流となっています。

クレジットカードや、スマートフォン(Apple Pay、Google Payなど)を端末に近づけるだけで一瞬で支払いが完了します。バスやフェリーなどの公共交通機関の支払いにおいても、専用のICカード(オークランドのAT HOPカードなど)だけでなく、非接触決済機能付きのクレジットカードやスマホをタッチするだけで乗車できるシステム(オープンチケッティング)への移行が進んでおり、利便性がさらに向上しています。

3. 治安面・管理面におけるキャッシュレス社会のメリット

キャッシュレス化が進むことは、単に「便利」というだけでなく、NZの社会や経済全体にも大きなメリットをもたらしています。

  • 強盗・盗難リスクの大幅な低減:店舗が売上金(現金)をレジに保管する必要がなくなったため、店舗を狙った強盗や盗難の犯罪リスクが大きく減少し、安全な労働環境の維持に貢献しています。
  • 家計管理と家計簿のデジタル化:ほぼ全ての支出が銀行のモバイルアプリにリアルタイムで反映されるため、ニュージーランドの人々はアプリ上で簡単に自分の支出パターンを把握し、管理することができます。
  • 脱税の防止と透明性の高い経済活動:全ての取引がデジタルな記録として残るため、現金を使った不透明な取引(地下経済)が抑制され、公平で透明性の高い税収・経済構造が維持されています。

おわりに:スマートでストレスフリーなニュージーランド生活

ニュージーランドのキャッシュレス社会は、高度な金融テクノロジーと人々の利便性の追求が見事に合体した先進的なモデルです。ワーホリや留学、旅行でNZを訪れる際は、現地の銀行口座を開設してEftposカードを受け取るか、国際タッチ決済に対応したカードを用意しておくだけで、小銭に悩まされることのない快適でスマートな滞在を楽しむことができますよ!

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NZDAISUKI編集部

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