ニュージーランドの子宮頸がん検診登録システムをめぐり、対象者への受診案内通知のうち約96万8000件が送信されていなかった、または送信のトリガーそのものが作動していなかったことが、非公開で行われていた検証で明らかになった。
内訳は、80万件超が通知の起動自体がされておらず、さらに16万件は起動されたものの実際には送付されていなかったという。
原因の一つとされるのが、保健当局(ヘルスNZ)が運用する「NHIアクティブルール」で、過去3年間医療サービスを利用していない人を「非アクティブ」とみなし、検診対象の案内を送らない仕組みになっていたこと。このほか、登録住所の誤りや未登録により連絡が取れなかったケースや、案内対象がこれから検診年齢に入る人や未受診・受診不足のマオリ・パシフィカの人などに限定される「コホート1」の枠組みの制約も影響したとみられる。
検証を行った専門家チームは、「見過ごされた被害」の可能性を調査するための継続的なモニタリングを求めている。現行の登録システムには過去の検診結果を遡って確認する機能が備わっておらず、個々人が未受診・受診不足の状態にあるかどうかを把握して警告を出すことができない構造的な欠陥があると指摘した。
