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看護学生の受け入れ「2025年水準で抑制」 教育現場から「理解できない」の声

高等教育委員会(TEC)が10月初め、大学などの教育機関に対し、看護課程の入学者数を2025年の水準にとどめるよう求めていたことがわかり、看護教育者らから「まったく筋が通らない」との批判が出ている。RNZの報道を1Newsが伝えた。

TECは、近年の入学者増により、全国のヘルスNZの各地区で臨床実習の受け入れ枠に負担がかかっていると説明している。TECのギリアン・ダドジョン副長官は「安全で質の高い実習を確保し、学生が資格を取得できる可能性を最大にするため」と述べ、ヘルスNZと協力して受け入れ能力を拡大する方策を探っているとした。実習先の余力を示せる教育機関は、入学者を増やすこともできる。

ただ現場は戸惑っている。マッセー大学のアンドレア・ドナルドソン准教授は、今週同大学を訪れた労働党のクリス・ヒプキンス党首に問題を訴えた。年初にはTECから「課程を拡大せよ」と求められていたのに、先週になって突然「2025年水準で上限を」と言われたという。需要は高いため、予定よりかなり少ない人数しか受け入れられなくなる。「高齢化が進む中、誰が高齢者の世話をするのか」と同准教授は問いかける。同大のマリー・シアード上級講師も、2030年だけでなく2040年、2050年を見据えた持続可能な人材育成が必要で、財政上の判断が長期的視点を欠いていると指摘した。さらに、実習はヘルスNZの病院以外にも、乳幼児支援団体プランケットやプライマリーケアなどで可能だとし、枠不足を理由に入学を絞る論理に疑問を示した。

サイモンズ高等教育相は、看護の入学者は近年大きく増え、2025年には11,270人に達したと述べ、TECの説明を繰り返した。一部の教育機関が実習枠の管理を求められるのは2年連続だという。総選挙を前に、労働党と国民党が看護師の採用数をめぐって論戦を続けるなか、新たな争点になりそうだ。ヘルスNZにはコメントを求めている。