ニュージーランド南島カンタベリー地方のアシュバートン(Ashburton)地方議会が発表した最新の住民意識調査のフィードバック報告書において、同地区の今後の自治体としてのあり方を巡り、地域コミュニティの意見が真っ二つに分かれるという深刻な世論の停滞(スプリット)が起きていることが明らかになりました。
インフラ維持コストの増大に悩む地方自治体の再編問題として、全国のローカル政治の試金石となっています。
アシュバートン地区のリズ・マクミラン(Liz McMillan)市長は、住民の間で「現在の独立した単一自治体(unitary council)としての権限とアイデンティティを死守すべきだ」とする現状維持派と、「財政基盤を安定させ、インフラ投資を効率化するために南カンタベリー地区の他自治体と正式に合併・統合すべきだ」とする再編派との間で、どちらか一方に強い支持(明確なマンデート)が集まっていない現状を報告しました。
これを受け、議会側はビジネス中心街(CBD)の不動産オーナーや商業関係者を交えた実現可能性(フィードビリティ)レポートの精査を進める方針です。また、これと同時に議会は、生後4か月以上のすべての飼い猫に対して、マイクロチップの装着、避妊・去勢手術、および「NZ伴侶動物登録」への登録を法的義務付ける新しい条例改正案も提示。地方のペット環境の安全網強化に乗り出しています。
