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観測史上最強級のエルニーニョ、暖かく乾いた強風の春へ 農家「警戒」、消防は消火剤を増強

太平洋で発達しているエルニーニョ現象が異例の速さで強まっており、観測史上最強クラスになる可能性が高いとみられている。予報担当者によると、北島の広い範囲で暖かく乾燥し、風の強い春になる見通しで、その乾いた強風のパターンを最初に体感するのは今週末になりそうだという。

先週開かれた全国規模の備えのフォーラムには約200の組織が参加し、この気候現象が2026年から2027年にかけて長引く恐れがあると説明を受けた。消防はすでに対応を強化しており、泡消火剤と消火用薬剤の備蓄を2万リットル増やして計12万リットル態勢とし、山火事の増加に備えている。

農家の間では警戒感が強い。飼養頭数を早めに見直すよう促されており、第一次産業省(MPI)は農家や生産者と連携して、給水設備の点検・整備、乾燥時を想定した家畜・作物計画の作成、補助飼料の確保先の検討、暑さや乾燥による人と家畜の健康リスク管理などを進めている。

気象予報士のダニエル・コーベット氏は、前線の通過ごとに気温が乱高下する不安定な春になると解説。公衆衛生当局者はRNZに対し、この夏の「とがった」気温の変動が人の健康を害し、場合によっては命に関わる恐れがあると警告している。当局は水の確保と暑さ対策、山火事への注意を早めに始めるよう呼びかけている。