ベイ・オブ・プレンティ地方の人気ブランド「マケトゥ・パイ(Maketū Pies)」が、モンタナ・グループによる買収から2年足らずで売りに出されることになった。同社はマケトゥの工場について、12月の賃貸契約満了に合わせて閉鎖する案を従業員に説明しており、フルタイム従業員21人の雇用に影響が及ぶ可能性がある。
モンタナ・グループのリジー・ピアソンCEOは、1982年に建てられた工場は増築を重ねた結果、敷地が分断され「もはや目的に適していない」と説明。今後の生産拡大には全面的な建て替えが必要で、現状では生産能力の限界に達しているという。新たなオーナーのもとで事業をマケトゥで続けるか、別の場所に移すかは買い手の判断に委ねられる。
マケトゥ・パイは地元の子どもたちに食事を届ける家庭の台所から始まり、40年以上かけて全国ブランドに成長した。最盛期には全国約1500台のパイウォーマー(店頭の保温ケース)で販売されていたが、5年連続の赤字を経て2024年11月に清算手続きに入り、モンタナ・グループに買収された。買収時にはパイウォーマーの設置数は100台未満まで落ち込んでいたが、現在は600台以上に回復し、200以上のスーパーマーケットの棚にも並んでいる。
クレイグ・ウィリアムズ総支配人は「マーケティングチームがホワイトボードで考え出したブランドではない。何世代にもわたる遺産であり、今こそ新たな買い手が次のページをめくる時だ」と述べ、事業の立て直しは完了しているとして新オーナーによる成長継続に自信を示した。従業員との協議は来週まで行われる。
