労働党のクリス・ヒプキンス党首は8月10日、2026年総選挙後にニュージーランド・ファースト(NZ First)と連立を組む可能性を完全に否定した。
「ウィンストン・ピーターズはすでに私たちを排除している。私も喜んで彼を排除する。実現することはあり得ない」と明言し、先週の党内会議でこの方針を協議した結果、労働党議員団の中に異論を唱える者は一人もいなかったと明かした。
背景には、ピーターズ氏を巡る人種差別的発言問題がある。同氏は緑の党のローレンス・シュー=ナン議員に対し「自分の国に帰れ」と発言し物議を醸しており、ヒプキンス氏はこれを「あからさまな人種差別」と断じ、自らが率いる政権にそうした要素を持ち込みたくないと述べた。
これに対しピーターズ氏はSNS上で、「ヒプキンスが私を排除したのは、私が彼を排除してから12か月も経ってからだ。それより厚かましいのは、これを報じる低知能なメディアぐらいだ」と痛烈に皮肉る投稿を行った。ピーターズ氏はすでに労働党との連立を組まない意向を表明しており、両党の対立は決定的となった。今年後半に予定される総選挙に向け、与野党の勢力図を左右する重要な駆け引きが今後も続く見通しだ。
