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ピータース外相への批判拡大、中国大使も反応 ラクソン首相「不適切」と苦言

グリーン党のローレンス・シュー=ナン議員に「自分の国に帰れ」と発言したウィンストン・ピータース外相を巡る騒動が拡大している。

7月30日、中国のワン・シャオロン駐NZ大使がSNS上で「他国の国内政治に巻き込まれることには全く関心がない。時として、発言はその発言をした本人について、他の何よりも多くを物語る」と投稿し、暗にピータース氏を批判した。

これに対しピータース氏は「批判する側の『上品ぶった憤慨』こそが自分の主張を証明している」と反論し、批判者らを「共産主義の手先」と呼んだ。「もし我々の自由で民主的な国と、それらの共産主義・独裁国家の実情を比較したいなら、実際に自分の目で確かめてみればいい」「それが上品ぶった人々や『危険だ』とレッテルを貼る共産主義の手先を怒らせるなら、それがニュージーランドというものだ」と自らの発言を撤回しない姿勢を示した。

クリストファー・ラクソン首相は「国民党党首」名義の声明で、ピータース氏の発言は「不適切だった」とし、「ウィンストン・ピータース氏には、メディアや他の政治家に自分の話題を取り上げさせるための、注目集めを狙った不適切な発言をしてきた長い実績がある。今回もその一例だ」と苦言を呈した。ただしピータース氏を外相職に留任させ続けるかどうかについては明言を避けた。

ヘレン・クラーク元首相は、中国大使の投稿を受けて「外相としての職務を果たせていない」とピータース氏を批判し、ラクソン首相に対し閣僚を統制するよう求めた。「これで一線を越えすぎた。中国との関係がピータース氏によって適切に管理できるとはもはや思えない」と述べ、中国という重要なパートナーとの関係が累積的なダメージを受けていると警鐘を鳴らした。シュー=ナン議員は7歳の時から32年間ニュージーランドに住んでおり、クラーク氏は「これは社会の分断を招き、長年NZファーストが抱えてきた排外的な姿勢を示すものだ」と指摘した。