クリストファー・ラクソン首相は8月6日夜、オークランドのマウントロスキルで開かれた住民集会の後、Stuffの取材に対し、選挙制度MMP(小選挙区比例代表併用制)の是非を問う国民投票を次期政権で実施する考えを改めて強調した。
発端はラジオ番組ニューストークZBでの発言で、再選されれば次の任期中にMMPを問う国民投票を行うと表明していた。首相は前ジョン・キー政権もMMPの国民投票を実施した例を挙げ、「検討すべきことだと思う」と述べていた。
首相は、国民党が前回選挙で公約した「議会の任期を4年に延ばすか問う国民投票」を実施する際に、MMPについての質問も併せて盛り込みたい考えを説明。今期中に着手しなかった理由については「経済や治安など優先すべき課題があったため、優先順位が高くなかった」と述べた。さらに、連立政権の枠組みでは他党から「余計な人物」が入閣するリスクがあるとして、中道右派としての政策実現のためにも国民投票の必要性を訴えている。
一方、ビショップ担当相はウェリントンでのインフラ討論会後、首相の発言は「単なる私見」であり党の方針ではないと火消しに追われた。国民党の選挙戦略はあくまで経済政策が中心で、労働党が投資促進策を撤廃したことを批判する方針だと説明した。ウィリス副党首やブラウン選対委員長、ゴールドスミス法相、ミッチェル警察相らも「党の公約ではない」との認識を示すなど、閣僚の間でも受け止め方が割れており、党内の足並みの乱れが露呈する形となった。首相はMMPの下での連立協議について「テーブルに他党の余計な人物(ヤーホーやナンピー)を座らせる必要はない」とも発言しており、連立を組む少数政党への不満もにじませている。
