党首信任投票を制したクリストファー・ラクソン首相だが、その直後に公表された最新の1ニュース・ヴェリアン世論調査(8月8~11日実施)は与党国民党に厳しい内容となった。
新興のオポチュニティ党(党首クイレイ・ウォン)は前回から3ポイント増の8%を記録し、政党要件の5%を史上初めて突破。同じく3ポイント下落したNZファースト(8%)と肩を並べる結果となった。労働党は2ポイント減の30%、国民党は横ばいの29%、緑の党は1ポイント減の12%、ACTは3ポイント増の9%だった。
議席換算では労働党38、国民党36、緑の党15、ACT11、NZファースト10、オポチュニティ9などとなり、いずれの陣営も過半数となる63議席には届かない。ラクソン首相はオポチュニティ党との税制での連立を事実上除外する発言をしており、ヒプキンス労働党党首もNZファーストとの連立入りを否定しているため、11月7日の総選挙後の政権の枠組みは一段と読みにくくなっている。NZファーストの支持率下落は、ウィンストン・ピーターズ党首が議会で「自分の国に帰れ」と発言し国際的な批判を招いた問題が響いたとみられる。
一方、党内クーデター騒動の余波も続く。首相官邸は、有力視されていたエリカ・スタンフォード教育相とクリス・ビショップ運輸相が正式に信任投票への挑戦を主導した事実はないと確認。ビショップ運輸相自身も、スタンフォード氏と挑戦について話し合ったかと問われ「していない」と否定した。総選挙まで政局の緊張が続きそうだ。
