クリストファー・ラクソン首相は8月12日、党内での指導者信任投票を乗り切り、国民党(ナショナル)党首の座を維持した。
4月に続き4カ月で2度目となる信任投票は、クリス・ペンク国防相がリーダーシップに挑戦したことを受けて緊急招集されたもの。投票後、ラクソン首相は「キャコス(党所属議員団)は完全に一致団結しており、この選挙に勝つ決意だ」と述べ、76秒ほどの声明で記者の質問を受けずに立ち去った。
信任投票の直後、ラクソン首相はペンク氏の挑戦により「その職務は継続不可能になった」として、国防・退役軍人・宇宙・情報機関(GCSB・NZSIS)を含む全ての閣僚ポストを剥奪。ポール・ゴールドスミス法相が国防などの担当を引き継ぎ、サイモン・ワッツ氏が建設相に就いた。9年間にわたりカイパラ・キ・マフランギ選挙区を務めてきたペンク氏はこの夜、家族と相談した上で11月の総選挙に立候補しない意向を表明した。
労働党のヒプキンス党首は「内輪もめと裏切りが続けば国は良くならない」と国民党を批判。連立を組むNZファーストのピーターズ党首は「結局は空騒ぎだった」と静観する構えを見せた。世論調査では新興のオポチュニティ党が支持を伸ばす一方、NZファーストは下落傾向にあり、総選挙は11月7日に迫っている。
