国民党のクリストファー・ラクソン党首は10月4日、オークランドで、再選された場合に南オークランドのミルロード回廊の第1期工事に17億5000万ドルを投じる方針を発表した。資金は2028年度予算で確保し、マヌカウとアルフリストンを結ぶ区間の着工を2028年末に見込んでいる。さらに2027/28年度にNZTA(ニュージーランド交通庁)へ1億ドルを配分し、アルフリストンからドゥルーリーまでの第2・第3期の用地確保を進める。
完成すれば、マヌカウからドゥルーリーまで国道1号線と並行して走る全長21.5キロの4車線道路となる。第1期には西行きのバス専用レーンのほか、新設2カ所と改良6カ所の交差点、3カ所のロータリー、新たな橋が含まれる。NZTAの費用対効果試算では、有料化しない場合は1ドルの投資に対して3.10ドル、有料化した場合は2.20ドルの便益が見込まれる。ただし、国民党の政策文書は有料化の有無に触れていない。
交通担当のクリス・ビショップ議員は「ドゥルーリー、パパクラ、マヌカウ間を行き来する人々は混雑した南部高速道路に集中している」と述べ、南部の道路網が人口増に追いついていないと訴えた。第2・第3期の時期はオークランド市議会と協議して決める方針だ。
ミルロード計画は過去10年で何度も姿を変えてきた。2020年に労働党主導政権が約13億5000万ドルで計画したが、費用が30億ドルを超え、2021年に縮小された。現政権は3年前に「国家的重要道路」として復活させたが、ほかの高速道路計画も費用の上昇で進展に苦労している。ビショップ氏自身も2023年の公約を「長期的な取り組み」と認めており、労働党は財源の裏付けを疑問視している。11月7日の総選挙に向け、交通政策も主要な争点になりつつある。
