日本とインドの外交関係樹立75周年を記念したクリケットのT20国際試合「スズキカップ」が栃木県佐野市で行われ、世界ランキング41位の日本が、世界王者インドをあと一歩のところまで追い詰める健闘を見せた。この試合は、高市早苗首相とインドのモディ首相の首脳会談での合意に基づいて開催されたもの。
試合は審判団とインド代表の到着が交通渋滞で遅れたことに加え、外野のグラウンド状態不良もあって約3時間遅れで開始され、1チーム5オーバーずつの短縮試合となった。先攻のインドは5オーバーで32ラン4ウィケット。日本は17歳の左腕スピナー、チャーリー・ハラ=ヒンゼ選手がアビシェーク・シャルマ選手を0点で打ち取り、主将シュレヤス・アイヤー選手のウィケットも奪う活躍を見せた。後攻の日本は、主将ケンデル・カドワキ=フレミング選手が12ランを挙げたものの、30ラン3ウィケットで2点届かなかった。
勝負の分かれ目となったのは最終オーバー。日本が勝利まで8点を必要とする場面で、日本人審判クリス・サーゲート氏が2本目の「ワイド」を宣告し、残り4球で5点という状況になりかけた。しかしインドの選手たちが抗議し、スクエアレッグ側に立っていたニュージーランド出身のクリス・ブラウン審判が介入して判定の取り消しを促し、ワイドは覆された。この場面は現地メディアでも大きく取り上げられ、Stuffは「審判を威圧した」とする批判的な見方も伝えている。
インドのアイヤー主将は「日本チームの姿勢とアプローチは申し分なかった」と称賛。カドワキ=フレミング主将は「世界最高のチームを最終球まで追い詰めたのは特別なこと」と胸を張った。日本はこの後、アジア競技大会でアフガニスタン、ネパールと対戦する。
