歳をとるのは悪いことじゃない
最近ハズバンドの知人のお誕生会に招待されました。Pukekoはしつこい風邪を引きずって咳が止まっていなかったので、残念ながら参加はご辞退。その代わりにカードと箱入りのチョコレートをお家宛に送りました。ニュージーランドではこういう大人のお誕生会というのをよくするのですが、考えてみると日本ではやりませんよね?家族の中ではお祝いするとお思いますが、それ以外の方と一緒にお誕生日をする習慣ってほとんどないと思いませんか?小さい時からお誕生日はウキウキするものだったという方は多いはず。それはいつまで続きましたか?成人の年まで?それとも大学や就職などで実家を出るまででしょうか?
大人になって25歳や30歳手前になると、お祝いなんてしないという人も増えてくると思います。それはおそらく、子供の頃の大きく大人になっていくと楽しみではなく、
「ああ~、年取っていくんだ~。嫌だなあ」
になっていくからではないですか?Pukekoもニュージーに来るまではそういうものだと思っていました。歳をとると、お誕生日なんて祝わない。それは嬉しいことじゃないから、、、と。しかしですね、ニュージーランドは違うんですよ。いくつになっても、21歳とか、65歳とかの区切りの年でない、中途半端な年でもお誕生日をする人が多いです。
職場でもお誕生日のご本人の方が何かしらのデザートやケーキを持ってきて、
「今日は私の誕生日だから食べてね」
と職場の人たちにおすそ分けしてくれることも多く、そんな時に
「幾つになったんですか?」
と聞いても、歳を聞くなんて!と怒る人はほとんどいません。人間なんだから歳は取るもの。妖怪じゃないんですから。お誕生会に呼ばれていくと、ケーキには50のデコレーションが乗っていたり、48のキャンドルが立っていたり、壁には63という数字があちこちに散りばめられたりして、歳をかくすことなんてしないという人が多いように思います。
もし誰かがあなたにお誕生会に来てよと招待し、その相手がそれほど親しい人でなかったとします。ホームステイ先のホストマザーのお母さんとか、友達の両親とか。最初は
「私なんか行っていいのかな?」
と思ったのですが、こちらでは招待したからにはぜひ来てね!という気持ちです。遠慮しなくて大丈夫。もし
「行ってもいいけど、そんなに親しいわけでもないし、、」
と思う相手なら、なおさらちょっとしたプレゼントを持って行くと良いでしょう。高価なものである必要はありません。甘いものが好きな方なら箱入りのチョコレート。ワインを飲むご家庭ならスーパーで買えるワインでも十分です。ニュージーランドは20ドル以下でもおいしいワインがたくさんありますから、何を選ぼうかなと考えるのも楽しいですよ。あとはお花。お花屋さんで選んでもらうのも素敵ですが、高価なことが多いので、スーパーの入口に並んでいるブーケでも十分喜ばれます。大切なのは値段ではなく”お誕生日おめでとう!”という気持ちで、一緒に楽しく過ごすことです。
ニュージーランドでは、大人の誕生日は”また歳を取った、、、”とため息をつく日ではなく”今年も元気にこの日を迎えられたね!”と家族や友達と一緒に喜ぶ日です。生まれた人全員が40歳の誕生日を迎えられるわけではありません。55歳の誕生日をお祝いできるわけでもありません。なので、1年1年次の誕生日を迎えることができることをお祝いするのはとても大事なことだと思います。
もし大人のお誕生日に招待される機会があったら、ぜひ遠慮せず参加してみてください。きっと、ニュージーランドらしい人との距離の近さや、年をとっていくことを前向きに楽しむ文化を感じられると思いますよ。

お誕生日ケーキ、やっぱりウキウキしますよね
-Happy celebrating!
Pukeko




