ダニーデンのオタゴ大学で、20歳の1年生が2023年にパーティーで急性アルコール中毒となり死亡した事案について、副検死官エマ・ヴァン・ソン氏が調査結果を公表し、社会に強い警鐘を鳴らした。学生は飲み過ぎて意識を失った状態で嘔吐物を気道に詰まらせ窒息死したとされ、死因は嘔吐物の誤嚥による窒息と結論づけられた。
毒物検査では血中アルコール濃度が100ミリリットルあたり319ミリグラムと、成人の運転法定限度の6倍以上に達していたことが判明。駆けつけた救急隊員は気道内に大きな食べ物の塊を確認しており、司法解剖でも気管や気管支、細気管支から嘔吐物が見つかったという。
ヴァン・ソン氏はこの死を「無意味だ」としたうえで、「ニュージーランドの若者に根強く残る飲酒文化を痛ましい形で示す事例」と表現。意識を失うほど飲んだ友人を見つけても「そのまま寝かせておく」のは危険であり、容体は急速に悪化しうるとして、直ちに医療的な処置を受けさせるよう強く呼びかけている。
