北島中部ワイオウルの軍事訓練場で発生した野火が拡大し、NZヘラルドなどによると、上空からの確認で焼失面積は約3700ヘクタールに達した。ニュージーランド国防軍(NZDF)の説明では、火災は日曜日の実弾射撃訓練中に起き、いったん鎮火したと考えられていたが、月曜日の朝に再燃した。
消防・緊急サービス(FENZ)が最初の通報を受けたのは月曜日の午前10時16分ごろで、ワイオウル、トゥランギ、サザンレイクスなどから隊員が出動した。現場ではFENZ、国防軍、自然保護省(DoC)の運用要員74人と、指揮チームの17人が対応にあたっている。ディガーやブルドーザーなどの重機で防火帯や進入路が造られ、ドローンでくすぶる箇所の把握も進められている。
現場指揮官のベン・コズンズ氏は、地形や燃料となる植生が複雑なため、完全に制圧するにはさらに数日かかる可能性が高いと述べた。強い西風や雨が消火活動を難しくする懸念もあったが、その後は好天が延焼の抑制に役立ったとも伝えられている。煙の影響でヘルスNZはネイピアとヘイスティングスに煙への注意報を出したが、のちに解除された。
ワイオウル周辺では過去にも野火が起きており、乾燥や強風が重なる時期の訓練のあり方が問われる可能性もある。当局は引き続き状況を注視している。
