オークランド都心部を地下で結ぶ総事業費55億ドルの鉄道整備事業「シティ・レール・リンク(CRL)」が、9月13日(日曜)に旅客営業を始める。ニュージーランド・ヘラルド紙は9日、開業まで「あと4回眠れば」と伝え、運行を担うキウイレールの幹部は「我々は準備ができている」と語った。初日を比較的利用の少ない日曜に設定したのは、最初の月曜朝ラッシュを迎える前に新しい路線網を慣らすためだという。
工事は6月下旬に完了し、保険を付したうえでキウイレールとオークランドの交通当局に引き渡された。キウイレールのメトロ部門責任者ベバン・アシンク氏は、CRL内に新設した軌道は状態が良く「少なくとも3年間は大きな工事は想定していない」とし、2026年内に保守で運休する理由も見当たらないと述べた。
9月13日以降、これまでのイースタン、ウェスタン、サザン、オネフンガの各路線は、都心を横断する3つの新ルートに再編される。都心部には2つの地下新駅が加わり、マウント・イーデン(マウンガファウ)駅も改築された。都心を通過できる列車の輸送力はほぼ倍増する見込みで、オークランドの公共交通にとって数十年に一度の転換点となる。
一方で、新ルートに慣れるまでの当初の混乱や、増発に必要な車両・乗務員の確保を不安視する声もあり、当局は利用者に事前のルート確認を呼びかけている。
