ニュージーランドの輸出企業は20日から、NZ・インド自由貿易協定(FTA)を利用できるようになった。クリストファー・ラクソン首相は同日朝、報道陣の取材に応じ、インドとの貿易協定について説明した。
この協定は2025年12月に交渉妥結が発表され、2026年4月にニュージーランドのトッド・マクレー貿易・投資相とインドのピユーシュ・ゴヤル商工相が署名した。外務貿易省(MFAT)によると、発効と同時にNZからインドへの輸出品の約57%が関税ゼロとなり、段階的な引き下げを経て最終的には約82%に拡大する見通しだ。
品目別では、羊肉と羊毛の関税が発効初日に撤廃される。キウイフルーツは枠内で関税ゼロとなり、枠外でも関税が50%引き下げられる。一方、乳製品の大半は引き続き関税が課され、粉ミルクなど一部の乳製品調製品は7年かけて関税が段階的に撤廃される。
14億人超の巨大市場へのアクセス拡大は、ニュージーランドの輸出産業にとって大きな追い風と期待される。署名時にはNZファースト党が協定に反対する姿勢を示すなど国内の意見は分かれており、総選挙(11月7日)を控えるなか、貿易政策の行方にも関心が集まりそうだ。
