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隣国豪州での検出相次ぐ「高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)」、ニュージーランド侵入阻止へ水際対策を厳格化

ニュージーランドのバイオセキュリティ(検疫・感染症対策)当局は、隣国オーストラリアの野生の渡り鳥の間で致死性の極めて高い「高病原性鳥インフルエンザ(H5N1系統)」の検出が相次いでいることを受け、国内へのウイルス侵入を阻止するための水際対策を過去最高レベルの警戒(ハイアラート)に引き上げました。

これまでニュージーランドはH5N1の未発生国という極めて稀な世界的地位を維持してきましたが、オーストラリアの西海岸や南東部での相次ぐ検出により、野生の渡り鳥を介した到達は「時間の問題(不可避)」であると見られています。

一次産業省(MPI)のチーフ獣医官メアリー・ヴァン・アンデル博士は声明で、「現時点で国内の養鶏場や野生鳥類での陽性例はない」と強調しつつも、万が一の飛来に備え、全国の商業用養鶏場だけでなく裏庭の趣味の飼育者(家庭菜園)に対しても、渡り鳥の糞尿との接触を断つための「放し飼いの制限(ロックダウン準備)」や、靴・資材の徹底した消毒を要請しました。

また、野生動物保護局(DOC)は、特に壊滅的な打撃を受けやすい国内の絶滅危惧種の海鳥や固有種を保護するため、地域ごとの緊急対応計画を実行に移しており、一般市民に対し「同じ場所で3羽以上の野生の死骸を見つけた場合は直ちにMPIへ通報してほしい」と呼びかけています。