ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

地方病院で「救急外来(ED)の一時閉鎖」が相次ぐ、深刻な医師不足で限界

ニュージーランド各地の地方都市にある公的病院において、週末や夜間における救急外来(ED)の受診制限や一時閉鎖が相次いで発生しており、地域住民の医療アクセスに対する不安が深刻化しています。

先日の1News報道で判明したHealth NZによる「2億2,000万ドルの高額な非常勤医師依存」に対する批判を受け、政府が予算管理の適正化を命じたものの、現場での常勤医師不足が根本的に解決していないため、急な欠員に対応できず診療体制が崩壊するケースが表面化しました。

特に北島中部や南島の地方病院では、最寄りの総合病院まで車で1時間以上かかる地域も多く、救急受診の制限は一刻を争う患者の生命に直接関わる重大なリスクとなっています。

現場の救急医や医師組合は1Newsの取材に対し、「予算削減を先行させる前に、まず地方で働く医師の待遇改善や海外からの迅速な招聘ルートを確立すべきだ」と強く要請。これに対しHealth NZは、患者の安全を最優先としつつ、遠隔医療(テレヘルス)の活用や他地域からの応援体制を強化することで、週末の急患対応に万全を期すとコメントしています。