クライストチャーチのモーテルで移民労働者を最大で週98時間働かせながら、40時間分の賃金しか払っていなかった元オーナーが、移民搾取の罪で量刑を言い渡された。1Newsが10月28日(水)の判決として伝えた。
被告は、リカートンの「315 Motel Riccarton」を運営していたFei Huang Tenga Da Ltdの元オーナー兼運営者、ジアン・リー氏。クライストチャーチ地裁で、移民搾取に関する7件の罪を認めたことを受け、7カ月半の自宅拘禁を言い渡された。弁護側が求めた地域拘禁(コミュニティ・ディテンション)は、犯行の重大性を理由に退けられた。会社については、リー氏が国外にいた5月に先に量刑が言い渡されており、11万5,077.26ドルの賠償を命じられている。
移民局(INZ)の調査によると、被害者はマネージャーとして雇われた移民労働者4人。敷地内に住み込んで事実上モーテル全体を切り盛りし、2017年2月から2021年12月まで、毎日14時間にわたりフロント業務も担っていた。実際の労働時間は週84〜98時間に及んだが、賃金が支払われたのは原則として40時間分のみだった。最低賃金や、年次有給休暇、祝日労働の1.5倍賃金といったホリデー法上の権利も認められていなかった。うち3人は有効な就労ビザでNZに滞在しており、1人は出国している。
INZの全国調査責任者ジェイソン・ペリー氏は、この扱いは「受け入れられない」と述べ、「朝から晩まで週7日モーテルを動かしながら、働いた時間のごく一部しか支払われていなかった」と指摘した。移民労働者にも他のNZの従業員と同じ権利があり、大半の雇用主は適切に対応しているが、賃金を不当に抑える雇用主は被害者だけでなく誠実な事業者をも不利にすると強調。賠償は重要な成果としつつも、労働者たちが長年耐えた影響を消すものではないと語った。
