11月1日の南西太平洋サイクロンシーズン開幕を前に、1ニュースの気象専門家ダニエル・コーベット氏が今季の見通しを解説した。氏によると、今年は強力なエルニーニョ現象がまだピークに達しておらず、ニュージーランド周辺の海水温も異例に高い状態が続いている。
公式の予報では、今季のサイクロン発生数は平年並みからやや多めの7〜11個、うち4個程度が強い勢力になると見込まれている。ニュージーランドに影響が及ぶ可能性は「ゼロから1個程度」とされる。エルニーニョの年は一般にNZで暖かく乾燥した天候になりやすいとされる一方、コーベット氏は発生域が通常より東のフィジー寄りになる可能性にも触れ、暖かい海と予測しにくい熱帯低気圧(ワイルドカード)が単独でもリスク要因になり得ると注意を促している。
また、気象機関の過去の見通しによれば、7〜10月のシーズン外にサイクロンが発生するのは極めてまれで、起きる場合はほぼエルニーニョ下だという。夏に向けて、暑さや乾燥への備えとともに、突発的な熱帯低気圧の動向にも目を配る必要がありそうだ。
